《MUMEI》

夫は首を傾げながら、息子が死んでいる部屋に入った。


「わ、わぁぁぁー!」


夫は腰を抜かし、私の元にやってきた。


「お、おい!な、な、なんで死んでいるんだ。」


夫の顔は青ざめ震えていた。


「鞠華…。お前が殺したのか…。」


「私が?魔神様が殺してくれたのよ。」


「魔神様?何を馬鹿なことを。」


「ふふ、あなたも死ぬのよ…。あなた。」


夫の顔は更に青ざめた。

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