《MUMEI》

「魔神様、お願いします。」


「はい。」


魔神様は立ち上がり、鎌を出した。


もちろん夫には魔神様が見えない。


「あなた、魔神様、今ここにいるのよ。」


「え…。」


夫はキョロキョロし、探している。


見つかるはずがないのに、馬鹿なあなた。


魔神様は、夫の目の前に立ち鎌を振り上げた。


「ばいばい、あなた。」



"ビシャー"


夫の首は床に落ちた。

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