《MUMEI》
笑顔《神》
昼休み…


右手にはカニクリームコロッケパン…


左手にはブルーマウンテン…


目の前には…
可愛い猫…と和泉 水城…


また来やがった…


“帰れ”と言っても無駄だろうな…


だからあえて何も言わない…


けど…


「ジー………………」


見られてる…


「ジー………………」


「……………なんだよ…」

「…新堂君は…カニクリームコロッケパンとコーヒーが好きなの?」


何言ってんだ…コイツ……

「…嫌いな物を毎日食うか?」


食わないな……


「成る程…」


なんか頷いている……


「そういえば新堂君…今日は“帰れ”って言わないんだね?」


「…言ったら帰るのか?」

「帰らない!」


「だからだ…」


「な…成る程…」


昼食を続ける…


「……ニャー」


猫が鳴く…


どうやら食事が終わったようだ…


俺は餌皿を洗いに行く…


「あ!私も…」


「猫と遊んどけ」


皿を洗いに行く…


「…………………………」




「ニャー」
「ニャー」
「ニャー」
「にゃあ」


「…………………………」

猫が四匹に増えていた…


「なにやってんだ…」


「はぅ!いつの間に?」


「今さっきだ…」


「あぅ…見られたよぉ…」

すごく恥ずかしがってる…

ならすんなよ……


「……………………プッ」

「…………????……」

「……くっ……ククク…」

「?????」


「ハハハハッ」


「!?」


「お前バカだろ…ハハッ」

そう言い残して…


俺はそのまま旧校舎を後にした…

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