《MUMEI》

岡ヤン『健二ぃ、頼んだぞ!気合い入れてけー!!!』

岡ヤンは兄貴に肩を借りながら、オレに激を飛ばした!

その疲れきった身体の何処に、そんな大きな声を出す力が残っていたのだろう…


兄貴『思いきり(スロットルを)開けてこい!!』

兄貴も野太い声を張り上げた!


力がみなぎってくる…。

オレ『おぉ!!』

オレは格好つけて親指を立てて応えた!


そして NSR に跨ると、ピットロード出口に向かって走り始めた!


…岡ヤンの走りに報いるため…!

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