《MUMEI》
名前…《神》
「それじゃあ気をつけて帰れ〜」


放課後…


担任の話しが終われば、皆各々の行動をとる…


クラブに入っている者は…それぞれのクラブに行き…

帰る者は…帰る…


俺は…旧校舎に向かう…


アイツらの飯の用意の為…

旧校舎…


俺の目の前には…
三匹の猫…と…


「………何やってんだ?」

和泉 水城…


「あ…新堂君…」


「ちょっと遊んでただけだよ…」


「……………………………なんかあったか?…」


「え?」


「なんか変だぞ…お前…」

「えぇ!?…そ…そんなことな…無いよっ!…ぜ…全然…悩んでなんかないからね!」


「…あ…そう…」


悩んでんのか…


まぁ別に俺には関係無いし…


「……あの……新堂君…」

「あ?」


「その……えっと……」


「…………何だよ………」

「えっと…新堂君の事……その……神君…て呼んで……い……いいかな……?」

「…………………………」

「だ…ダメ…?かな……」

「…………………………」

「あ…や…やっぱりいいよ聞かなかった事にして…」

「好きにすれば……」


「……………え?………」

「好きにすれば……」


「………い…いいの!?」

「……好きにしろ………」

「………やっ…たぁ………やった〜!ありがとう!」

跳びはねてやがる……


そんな喜ぶ事か?


わかんねえ……………

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