《MUMEI》
ある一日…
雀のさえずる声が聞こえる

カーテンの隙間からわずかに朝日が差し込む


時計が七時ちょうどを指す

朝だ……


睡眠時間も十分!


いい目覚めだ!


俺はカーテンを開け放ち…

ベットから下り……


居間に向かう……


「あ!おはようお兄ちゃん」


紗枝が出迎えてくれた…


「おはよう」


紗枝の頭を撫でる…


「あ…あぅぅ……」


困ってる…


かわいいな…


朝食を食べ…


『いってきます!』


学校に向かう…




「それじゃあ…バイバイ、お兄ちゃん」


紗枝と別れて教室に向かう

「おはよ〜」


挨拶された…


声の主は…


「カズ?なんでこんなに早いんだ?」


「義人放って来たから…」

成る程…


そりゃ早いわな…


8時30分のチャイムと同時にヤマピーがやって来る…


遅刻して来た義人が…


ヤマピーに30センチものさしで殴られる…


右を見れば…


断固としてこっちを見ない…


転校生こと工藤 志紀が…


笑っていた……

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