《MUMEI》
同じクラス
,





「裕樹……」



私はただ、ただ…


裕樹を見つめる。



「裕樹マジで秋菜ちゃんと幼なじみなのかよ!」


「羨ましい〜♪」


周りにいる男子たちが裕樹をちゃかす。


嘘………



何で裕樹が此処に…??


「秋菜、昔と変わらずクールビューティーだな♪まぁ、そんなところがいいんだけどさ」


「うるさいなぁ…」


「冷たいなぁ〜感動の再会だろ?喜べよ」


感動の再会?


違う。違う。違う。


感動の再会なんかじゃない…。


「まっ♪いいけど〜んじゃ、また明日〜」


裕樹はそう言って教室から出ていった。


それと同時に他の男たちも出ていった。



マサヤ「まじで……アイツ幼なじみなのか?」


「うん…全然、違うでしょ」


何で裕樹が……裕樹が……此処にいるんだろう…。


「とにかく、帰ろ」


マサヤ「あっうん…」



裕樹と同じクラスになってしまった―…。


何だか






本当に、









大変な一年になりそう……。







,

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫