《MUMEI》

ゼッケン11のマシンは、フレディとの差を一気に突き放していった。


確かこのライダーは、予選で41秒台を叩き出していた。

驚くほど速いという訳では無いが、今のオレの力量では敵う相手では無かった。


フレディとのバトルで、いい気になっていたオレが馬鹿だった。

悔しさと、不甲斐無い自分への憤りが頭をよぎる…。


すると、そんなオレに追い討ちをかけるように…

その直後のS字クランクで、いつの間にかオレの後ろに接近していたゼッケン14の YSR が、オレのインを差していった。

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