《MUMEI》
無邪気で可愛い笑顔
,





何で…………



裕樹がいんの??



違う高校の筈でしょ?



マサヤ「秋菜……あの、裕樹って奴さぁ…秋菜の幼なじみなのか?」

「うん…」


昔と全然変わっていない、綺麗な顔立ち。


綺麗な黒髪……


すこし、茶色いメッシュが入ってたけど……。


背も高くて、


昔と変わらずモテそうだった。


マサヤ「やっぱり、美人の近くには美男子か!!よくあることだ!」

「そう……かな…」


マサヤ「悔しいけどアイツは文句なしで格好いいわ!!俺も見惚れちゃうくらい!」


雅也………





無理して笑ってない?





………気のせいかな…。













「幼なじみ?」


雅樹に話すと、少し不安そうな顔をした。


「うん…たまたま同じクラスだったからビックリした…」


雅樹は私を"ギュッ"と抱きしめた。


「雅樹…??」


「何か嫉妬しちまう…俺よりも秋菜のこと知ってるってことなんだろ?その男……」


「そう…なのかな」


「悔しいな…」


「でも私は雅樹が好きだよ…」


「秋菜………可愛すぎっ!!!!」




雅樹は無邪気な笑顔で言う。


雅樹の笑顔も、十分可愛いと思うけどな…。



私は雅樹の無邪気で可愛い笑顔に元気をもらった。







「秋菜……好きだ」


「うん…」


私たちは静かに………




唇を重ねた。






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