《MUMEI》 笑みあたし達は靴の中に砂を入れながら山を越し、前にいたチームを抜かした。 2人の顔に自然と笑みがこぼれる。 もうすぐリレーゾーン!! バトンを渡せば勝ち!! 「いっちにっいっちに」 あたし達は掛け声を大きくする。 あとちょっと!!彼の脚が速くなった。 ―あたしの脚は縺れた。 前へ |次へ |
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