《MUMEI》
何処行く??
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雅樹はいつだって笑顔で
私に勇気をくれた。



だから何でも出来たんだよ。


立ち上がることも、
諦めないことも、
人を信じることも。


全て雅樹のおかげ。


ただ愛しくて
その笑顔が愛しくて…。



ずっと一緒にいたいと
本気で思えたの。













マコト「もうすぐ6月も終わりだよなぁ〜」



チナツ「そして夏休み!」



マサヤ「高校生活、最後の夏休みだな!!」



そういえばそうか…。


もう高校生活も終わりなんだ。


マコト「夏休みさぁ〜皆でどっか行こうか??」



マサヤ「そうだな!!行こう!!」



夏休み………。



雅樹は仕事ざんまいだろう………なぁ…。


私をかまってる暇なんてないかも。



なら、皆でどっか行った方が楽しいよね…。


チナツ「どっか行こう!!何処行く?」


マサヤ「うーん…」



マコト「いざ聞かれると答えらんない」



「夏っ!って感じのところがいいよね」



私たち沈黙状態に包まれる。



思ったけどこんなこと、今決めなくてもいいような…。



すると、いきなり沈黙状態を破ったのは……




マサヤ「俺、行きたいところある!」



雅也だった。






チナツ「何処?」
マコト「雅也が行きたいところ??」



次の瞬間………





予想もしていなかった答えが雅也の口から飛び出してくる…




雅也は笑顔で答えた。











「沖縄!」










偶然にも






程があるんじゃないかなって









私は思った。









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