《MUMEI》
お姫様
俺たちは、テンアに見とれてしまった。


テンアは、
真っ赤なドレスを着、
ピンク色の薔薇を
頭に着け、
髪はお姫様のように
カールを巻いている。


テンアの髪は、銀髪だからドレスと良くあっていた。


俺たちは、テンアに対して可愛いと思ってしまった。



するとパーロッシュがテンアに近づき、メモを渡した。


「みなさん、ご機嫌よう。」


テンアは、表情も変えず、棒読みした。


『テンア…。』


「もうダメよ。ちゃんと気持ちを込めないと。」

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