《MUMEI》
信じてる
,






「秋菜……」





「雅樹…??」






「俺、ツアー中ずっと不安だったんだ……秋菜にあんな態度とってさ…すっげーびっくりしてたし…」




雅樹…



私のこと―…
そんなに心配してくれてたの??



「秋菜……大好きだ…俺は秋菜だけが……でも言えないことは言えない。ごめんな?」



「平気だよ…だって、いつか話してくれるんでしょ??」



私は待ってるから…



「おぅ…」




雅樹が私に話してくれるまで待ってるから…。




いつか、
話してくれるって



信じてるから。





「私はそれまで待ってるから…」




「ありがとう…秋菜……」









雅樹の温かい腕に包まれて










私の胸は











ずっと、"ドキドキ"していた…












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