《MUMEI》
幸せな瞬間(トキ)
,






心地よい風が―…





私たちを包む。






雅樹の温もりが






とても気持ちいい…。










雅樹は優しい笑顔をむけた。




私も雅樹に笑顔をむけた。




そして、


そっと唇が重なる。




「……久しぶり…だな…キス♪」


「そーだね!」



「秋菜は、ずっと俺だけの♪」



「もー!!」



嬉しいよ…



私は雅樹だけの…



なんでしょ?




じゃあ、





雅樹は






私だけの…








だからね♪












幸せ………






だけど、







こんな私たちを…






見ていた人がいた。






それが、









雅也―………









あなただったんだよね……








,

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