《MUMEI》
幼なじみ
「ばかな亜衣!
だから、最初っから
単願で受けろっつったのに」

「〜〜っ、
うるっさいなあ!
バカで
すいませんでしたね〜!」

あたしは佐倉亜衣
高校受験に
見事に失敗して、
第二志望の高校に入ることになった。

で、こっちは幼なじみの黒沢佑都


「また一緒とか
切っても切れない縁だね」
佑が幼い笑顔で笑う。

「嫌な縁だねっ。
そんな佑との縁より
誠実でしっかりしてる人と、運命の出会いをしたかったわ」

あたしはそういって、
横目で
茶髪でピアスが3個ついてる佑の横顔を呆れたように見つめる。

「は?誠実でー、
しっかりしてる?
それ、俺じゃんね!」
佑が得意げに言った。

あたしは
何ゆってるんだかって、呆れた感じに
大きなため息をついた。

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