《MUMEI》 「いいよね〜胸大きい人はさー」 COOLな唯がいう。 「だから全然そんなことないって!!!」 あたしは首を振った。 唯は凄い痩せ体質で、胸がそんなに目立つ訳じゃないけど、 美夏は冬服のベストの上からでも、 しっかりとした 柔らかな大きい膨らみがわかる。 「美夏だって巨乳ぢゃん?? だいたいあたしは唯みたいなスラーて体型がいいんだも……」 「おおい、佐倉、これ、視聴覚室まで持ってってくれないか?」 あたしの言葉を遮ったのは担任…… 「なんであたしなんですかあ?」 「なんでって、目に止まったからだ。頼むよ」 「えー…」 「視聴覚室は3階だから。」 担任はそういうなり重たい書類をあたしに託して、さっさと行ってしまった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |