《MUMEI》
0
あの夏
ブラウン管を通してみた青空。
涙の染みた土。


まっ白なユニフォームは土色に染まってく。
泥だらけで、汗まみれで、涙にぬれて、

でも、最高にかっこよかった。

歓喜の表情と、悔しそうに歪んだ顔。

なんでそんなにまっすぐなの?

なんでそんなに必死になるの?

なにがそんなにたのしいの?

なんでそんなにかっこいいの?

なんで、そんなに輝いているの…?



私は、感動して、涙を流した。
悲しくて、泣いた。

そんな夏の日。

次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫