《MUMEI》 1京都府 府立京南高校。 少しの期待と、 暗い思いと、 ただただ辛かった過去と、 逃れるためにした決意で、この高校を受験した。 三紀崎ハル。 私。 黒髪ショートカット。 高校であるのに制服はセーラーである。 赤いスカーフ。 単色の短めのスカート。 男子は詰襟。 いわゆるガクラン。 かばんは自由。 自転車通学が多め。 バスケ部女子、男子、ソフト部が強豪。 とりあえず、部活が盛んで文武両道を目標とする高校。 学校側はバスケ部に力を入れているように思う。 …当然か 受験生もどういうわけかバスケ部経験者が6割以上だという少し特異な記録を持つ高校である。 頭のよしあしはまあまあ。 しかし倍率は高め。 人気高だ。 クーラー完備である。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |