《MUMEI》
食堂
俺たちは目が点になっていた。


そこは、俺たちの泊まっている部屋ではなく、薔薇に囲まれた食堂だった。


ちょうど真ん中には、長く気品のあるテーブルが置いてあり、

その上にはできたてホヤホヤの料理が置いてある。


「ミルティールちゃん、ここは?」


「見ての通り食堂だよ。」


「うっまそう!飯!」


シンヤはすごい勢いで席についた。


「さぁみんなも席について。」


「うん。」


『あ、あぁ。』

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