《MUMEI》
悪戯な笑顔
,




私は家に帰り、雅樹から貰ったストラップを握りしめた。




きっと




このストラップがあったから…


いや…


きっとなくても、



雅也はゴールしていたのかもしれない…






―ピンポーン



ぁ…。



雅樹!



私は玄関まで走った。



ドアを開けるとそこには笑顔の雅樹がいた。




そして私に抱きついてきた。



「秋菜!俺、ストラップ効果でたわ!!歌いつもより、うまく歌えたんだ!」


雅樹は凄い嬉しそう。


「私はね、優勝したんだよ…体育祭で!」


「マジ!?」


私は強く頷く。



「すげぇじゃん!俺たち!!」



「そうだね!!」



雅樹は無邪気に笑う。



その笑顔があまりに可愛くて私は無意識に雅樹の頬に、キスしていた。



すると雅樹は頬を抑えながら、顔を真っ赤にした。



「あぁああ―…秋菜!?」



「ごめん…いきなり……」



「ちっ違う!嫌じゃなかった!」


「雅樹―……」



私も頬を赤らめる。



すると雅樹は私の耳を触りながら、
「秋菜、可愛い」
って。


「アッ…くすぐったい…よぉ」


私が言うと雅樹は悪戯に笑う。


「秋菜……キスするなら、ちゃんとしてよ」



「えっ…」



私が顔をあげた途端に唇に柔らかい感触……



私……



雅樹にキスされてるんだ―…



雅樹は私を壁に押し付けながら舌を絡ませた。



「…ハァッ……アッ…」



私は雅樹にキスされながら、甘い吐息を漏らす―…



雅樹は唇を離してまた、悪戯に笑った。



「わかった??キスするならこんな感じでね…秋菜♪」



「いっ…意地悪……」



私はそう言いながらも雅樹の腕の中へ。



「秋菜ってば…大胆だなぁ…もしかしてヤりたい??久々に」



「ちっ違うもん!」



雅樹はそんな私をよそに、軽く抱きかかえて私をベッドに押し倒した。



「俺がヤりたい……」



雅樹はまた悪戯っぽく笑う。



やめてよ…
ドキドキしちゃう…



雅樹は私の首を舐める。



私はまた甘い吐息を漏らす―…


私はそのまま、







雅樹とひとつになった…








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