《MUMEI》
駆け引き
「君あいりちゃんだよね!?」

「はい…。」

わぁー私よりめっちゃ背高い…。

この男の子は新川高校の一年生レギュラーの尼井田俊司というらしい…。

でも私こういう人にがて…。

私は嫌がってた…。

「おぃお前うちの後輩に何してんの?」

そう言って助けてくれたのは佑チャンだった。

「後輩?てことは…先輩っすか?」

「とにかく返してもらうぞ…。」

佑チャンは連れ戻してくれた。
その時

「なんでですか?あんたただの先輩でしょ?」

「だからなんだよ?」

佑チャンは少し威嚇していた尼井田も威嚇している私も尼井田を威嚇した。

「へぇーなるほどね。」

「なんだ?」

「駆け引きしましょう」

「?」

なんだかやな予感

「次の次の試合新川とそっちの高校なんですよね?」

「あぁ…」

「うちが勝てば…あいりちゃんはもらいます。」


「…」

はぁ?

頭が真っ白になった。

「そっちが勝てばおれはあいりちゃんを諦める」

そんな…佑チャンが許すわけないじゃん。

「わかった…。」

へっ…?

「じゃあ決まり!じゃあねあいりチャン!」

佑チャンを見るととても怒ってた…。

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