《MUMEI》
シャッターライト
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今年も―……



去年と同じように文化祭が始まった。



「秋菜ぁ!一緒にまわろ!!」


「いいよ!!」


私は千夏と一緒にまわることにした。


もちろん、真琴と雅也も一緒。


「私たちも最後の文化祭かぁ〜来年はもう、此処にはいないんだね」


千夏が寂しげに言う。


そうだ……


もう来年は此処にはいないんだよねー…


何かそう思うと寂しいな…


「でも俺らはずっと友達だ!!高校卒業しても、違う道を歩もうと!!」


雅也は笑顔で言う。


千夏と真琴はそれを聞いて強く頷いた。


そうだよねー…



私たちはずっと友達だよね…



離れても……



違う道を歩んでも……



「なぁ!!記念写真でも撮ろう!!最後の文化祭だしさ!!俺、カメラあるし♪」


「雅也、準備はやいな(笑)」


「雅也らしいね」


「写真撮ろう!!」



私たちは校門まで行き、先生に写真を、撮ってもらうことにした。





写真を撮ったと同時に光ったシャッターライト。






あのシャッターライトのように








私の未来は










輝いていたのかなー…









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