《MUMEI》

その様子を思い出したとき、オレはハッとなった。


(そうや…岡ヤン…。)

岡ヤンはレース序盤の40分を走った上で、更に終盤の40分も走るのだ。


岡ヤンの半分の周回数しか走らないオレが弱音を吐いている場合ではない!


(たとえボロボロになろうとも…!

…一つでも上の順位で…

…1秒でも速く…!

… NSR を岡ヤンに渡す!!)


それが岡ヤンと交した"約束"だと、オレは勝手に自分の中で取り決めた。

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