《MUMEI》
千夏の将来
,




高校最後の冬休みも終わり、また高校生活が始まった。





「秋菜!おっはよ〜♪」


千夏は相変わらずハイテンションで。


「千夏、うるさい…」


真琴は相変わらずクール。


「やぁ♪あと、3ヶ月もよろしく〜☆」


雅也は相変わらず……




「うるさい…」



「あっ!!秋菜…お前!うるさい言うな!!」



千夏と真琴は笑う。



何時もの学校―……



雅也は何時もの笑顔―…



残り3ヶ月―……



楽しく過ごしたい。







学校が始まってからは、卒業式の練習があったり高校卒業してからのこととか、沢山やった。

ちゃんとした授業はあんまりなくてちょっと退屈だった。






「私、学校の先生になりたいなぁ〜」


ある日、
千夏がいきなりそんなことを言い出した。


「千夏が学校の先生!?」


「何よ…!!雅也!悪い??」


「悪くないけど、何故??」


「私ね〜結構前から学校の先生に憧れてるんだ♪だって素敵じゃない??生徒の相談のってあげたり勉強を色々教えたり……私そうゆう人の役に立つ仕事好きなんだ!」


意外だった。



千夏が学校の先生になりたいなんて…。


憧れてたなんて……。



「高校卒業したら大学に行くかも!先生になるために!たくさん勉強して実習もして立派な先生になりたい!」



私たちは楽しそうに話す千夏を見て思わず笑みが溢れた。



千夏には


立派な先生になってほしいな…


「千夏ならなれるよ!!立派な先生に」


「ちょっと頭がヤバイけど〜頑張ればなれるかもな(笑)」


「応援してやるよ」


「皆ぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!ありがと〜〜〜〜〜!」






千夏が将来…………






立派な先生に







なれていますように―……








,

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫