《MUMEI》 自分の走りに徹し切れないオレは、極端にブレーキを遅らせる余り、U字コーナーでオーバーランしてしまった。 大曲りに立ち上がる分、タイムロスにつながり、結局、金髪小僧に更なるリードを許してしまう…。 オレは完全に悪循環の罠にハマっていた。 バック・ストレートでは、もう3〜4秒は離されてしまっただろうか…? 小さくなってゆくオレンジ色のマシンの姿に、オレは打ちのめされた気分になった。 (やはり…駄目なんか?…) 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |