《MUMEI》
甘い1日
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「雅樹!ハッピーバレンタイン!はい!!チョコレート!」




今日は2月14日……




年に一度のバレンタインデー。



私は雅樹に手作りチョコレートを渡した。



「マジ―!?超嬉しい!」



雅樹は笑顔でチョコレートを受け取る。



雅也と真琴には義理チョコをあげた。



クラスの友達や、千夏には友チョコをあげた。



雅樹は早速、チョコレートを口へと運ぶ。



「うっま!秋菜はやっぱり料理うますぎ!!ってか甘い!」


「あれ??甘すぎた??」


「まっ、俺たちの愛には適わないけどなぁ♪」


「雅樹〜〜!!」


「あっれ??秋菜照れてる!?」


雅樹は楽しそうに私をからかってくる。


もぉ〜。


雅樹ってば意地悪!


「照れてなんか……」


私が振り向いた瞬間に私の唇は雅樹の唇に塞がれた。


「!?」


雅樹は唇を離すと
「不意打ち♪」
って、言いながら笑った。


「まっ…雅樹〜!!」


「怒った秋菜も可愛い♪食べちゃいたいくらい♪」


「なっ………」


頬が赤くなったのが自分でも分かった。


「秋菜ってば可愛すぎ!!」


雅樹は私をキツく抱きしめる。


雅樹の腕の中……



凄い、温かい……。



このままでいたいな…。



「雅樹ぃ〜……」


「何だよ〜!!そんな可愛い声だしちゃって♪」


「好き……………」


「俺も☆☆」










2月14日…
バレンタインデー。



とても甘い、甘い






1日になった。








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