《MUMEI》
真実
「きみ愛理さん?」

話し掛けてきたのは新川高校の男バレ部員

「あっはい…」

「あいつあんなんだからチャラに見えるけど真面目なんだよ…」

はぃ?

男の子は急に話し出した…

「君を3番から奪うためだって毎日練習して…。」

3番って佑チャン?


「だから卑怯者のようなことしてるように思ったかもしれないけど…あいつはちゃんと努力して君を手に入れたんだ。」

「…」


「俊司のこと真実てやってくれ。」

といいのこして男の子は帰った。


わたしは少しのあいだそこから動けなかった。

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