《MUMEI》 リトライ目が覚めるとそこは、自分の部屋だった。でも、お腹と左手首には包帯が巻かれていた。 死ぬ際に、俺は左手首を切り、包丁で腹を刺した。 扉が開き、親父が立っていた。 「なんだ、起きてたのか。起きたんなら、さっさと学校に行け。このろくでなしが。」 そう言って親父は、どっかに行った。 俺は、近くにあったカッターで首を切ろうとした時、カッターが、はじけ飛んだ。 「言ったやろ。自殺は出来へんって。」 「また、お前か。」 目の前に、あの、暗闇で会った男がいた。 前へ |次へ |
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