《MUMEI》
優しい告白
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私は雅也と一緒に雅樹が教えてくれた、小さな丘に来た。




だいぶ前から雅也もこの場所を知っていたらしい。




「ねぇ…雅也……雅樹は元気になってくれるかな…??」


「お前が信じなくてどうすんだよ!!アイツは絶対によくなる!」


そうだよね……。



私が信じなくちゃダメだよね…


雅樹は元気になって私と芸能活動するんだ……



そう約束したんだ……



「私……雅樹の為に頑張る……」


「秋菜には俺だっているからな」


「雅也……」



「万が一のことがあったら、俺が秋菜の傍にいるから…」



ありがとう…



本当にありがとう……



雅也のおかげで
自信がもてるよ…。






「秋菜……………















好きだ………………」













「うん……」





雅也…


やっと自分の気持ち伝えてくれたね…。




「俺は秋菜が好きだ…ずっと前から好きだった……だけど秋菜は雅樹の彼女だから…俺は何も望んでなんかない……俺は雅樹が元気になって秋菜が幸せになれば十分………」



「ありがとう……雅也……」




雅也のこと好きだよ…


好きだけど友達としてね…


友達としては一番だよ…





雅也の







優しい







優しい告白は……










私の心に









勇気をくれた―……











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