《MUMEI》
私の大好きな笑顔
,





目を覚ますと時計の針は8時半を差していた。




わっ私…寝てた!?



ガバッと起きあがると雅樹の笑顔が目に飛び込んできた。


「おはよ、秋菜」


「雅樹………」



丁度、太陽と雅樹が重なっていて凄く輝いてみえた。


雅樹が笑ってる……



笑顔の雅樹がいる……


私は思わず抱きついた。



雅樹は涙を流す私の頭を優しく撫でる。



変わらない………



私の大好きな雅樹の"魔法の手"


凄く温かくてホッと出来る……


安心出来る………



「ったくよぉ…秋菜が何故に俺にあまえる??」


「あまえてなんかないっ」


「素直じゃないなぁ…相変わらず(笑)」


私の大好きな笑顔……



太陽のような笑顔……



手術したから、



元気になれたの??



また、
笑うことが出来たの??




「秋菜………ありがとな」




「………うん…!!」













大好きで、





大好きで、






ただ、ただ





傍にいたかった。







こんな気持ちを教えてくれたのは、









あなただったんだよ―……





雅樹…









,

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫