《MUMEI》

俺たちは目が点になっていた。


『湖が風呂になった…。』


「どういう仕掛けなんだろう…。」


「すっげぇ泡だな。」


ミルティールは、ユニコーンの像を見せながら言った。


「この像を湖からあげると、マスターの魔法によりお風呂になるの。
で像を戻すと湖に戻るの。」


『すげぇな。』


「もう入れるのか?」


「うん、テンアちゃんはあたしと入ろうね。」

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