《MUMEI》

114周目…

その悪い予感が現実になろうとしていた…。


ラパイド2号は、直角コーナー〜S字クランクまで、巧みにインを閉めて金髪小僧の刺しを封じていた。

その卓越したライン取りに、金髪小僧を疎ましく思う者は皆、したり顔でラパイド2号を応援していた。


だが…

S字クランク最後の右コーナーで、ラパイド2号が金髪小僧の追撃を阻止したときだった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫