《MUMEI》 終了『終わっちゃったね』 あたしが髪を風になびかせていると、黙り込んでいた木名瀬君が言った。 『そうだね…』 花火達の命は短い。 夏の間鳴き続ける蝉よりも。 一瞬で空を輝かせ、地上に降り、消える―。 その小さすぎる一瞬に…あたしは勇気をもらった。 『…あの…さっきの話ね…』 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |