《MUMEI》
猿から人間へ…
行く手を阻まれ、思わずスロットルを弛めた金髪小僧をラパイド2号の NSR が引き離してゆく。

するとU字コーナー手前の緩やかな右コーナーで、一時7〜8メートルの差がついていた。


その様子を見た誰もが、この周回もラパイド2号がトップを守ることを予想した。


しかし…

それはU字コーナーでのパッシングを金髪小僧に諦めさせる代わりに、ある一つのオーバー・テイク・ケースを気付かせるきっかけになってしまった。

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