《MUMEI》

「…なんだ…事情って…」
とくに、事情があるかんじには、見えなかったが…。


「ファウちゃん。自分で話せる?」

なんだこいつら、仲良くしやがって。


「…ファウ…。」

ファウナの言葉はそこで止まった。

そして、ちょうどいい具合で、朝ごはんが出来上がった。


「…まぁ、いいから、なんか喰っとけ。おなか、すいたんだろ?」

なんだか、小学生と話しているような心地だった。…いや、俺は子供なんぞ、嫌いだが…。



「ぅ…ん…ありがとうキリヤくん…。あとね。ファウ…チェリーソーダも飲みたい。」


「自分で、買ってこい。」

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