《MUMEI》
恋する乙女
,







「秋菜〜〜〜〜〜〜〜!!」




「かっ花梨!?」




事務所に入った瞬間に花梨は私に飛びついてきた。




なっなっ…


何事!?




「秋菜…!!私、彼氏できたぁ!!」


「えっ!?本当に!?」



「うん!!実はぁ、同じ事務所でモデルやってる聡くん……なんだぁ……」



そういえば、




花梨はよく聡くんのこと見てたような………



「花梨――♪おっはよ☆」



「あっ…!!聡くん…!!」



いきなり抱きついてきた聡くんに花梨は顔が真っ赤。



そんなに好きなんだ…。



「秋菜いるし、皆もいる!事務所ではやめてねって言ったじゃん!!」


「照れてんの??花梨可愛いな!!じゃ、俺あっちだから!秋菜ちゃん花梨のことよろしくな!」



聡くんは花梨にしか見せないような笑顔で去っていった。



ラブラブだなぁ〜。



「聡くんてば、大胆すぎ!」



「そんなこと言いながらも花梨嬉しそうだよ??」



私は花梨を初めてからかってみた。



すると花梨は直ぐに頬を赤くした。



分かりやすいな〜!!



花梨は顔を手で覆いながらトイレに走っていった。


今日から花梨は







恋する乙女だな♪








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