《MUMEI》
輝いていた笑顔
,





事務所に行くと相変わらず、花梨と聡くんはラブラブ。



彼氏に毎日会えるわけじゃない友梨はムスッとしていた。



実は友梨の彼氏……



学校の先生をやってる……らしい。



だから毎日必ず会えるわけじゃないんだよね。













仕事も終わり、私は雅也と待ち合わせの場所へ向かった。




雅也は既に来ていて待ちくたびれた様子………。



「雅也……ごめん…ちょっと長引いた」



「おぉ!!やっと来たか!!」



私と雅也は急いで病院へ向かった。



病室まで行くと雅樹はムスッとしていた。



「おせーよぉ!寂しかったんだぜ!」



「雅樹ごめん!!」



私は雅樹に駆け寄り、雅樹に抱きついた。



「だーっ!俺がいんのにラブラブすんな!!」



雅也は両手で顔を覆う。



そんな雅也が面白くて私と雅樹は一緒に笑った。



「雅樹!明日は12時に来るね!!」

「分かった!雅也も一緒に来るのか??」


「当たり前だろー!!」



私と雅樹と雅也は一緒に笑いあった。



雅也の大学のことを話したり私の仕事のこと話したり…


雅樹は早く芸能活動したいって言ってた。



雅樹は心臓病とは思えないほどの明るさで…


凄く元気で…


もう完治したんじゃないかなって思えるくらい。




雅也もそんな雅樹を見て嬉しそうだった。




「じゃ、明日を楽しみにしてろよ〜!!」




もう時刻は7時近く。



私と雅也は帰ることにした。




「秋菜〜!!プレゼント楽しみにしてるぜ〜!!」



雅樹は凄い笑顔だった。



この時の雅樹の笑顔は




とても輝いていた。






「雅樹、元気そうだな!!完治したんじゃねぇか??」


「ね!!明日が楽しみ!!」




私たちは明日のことで盛り上がりながら家に帰った。







さっきの雅樹の笑顔が……













もう見れないとゆうことを














考えもせずに―……













,

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫