《MUMEI》
水着
「ねぇユージ、シンヤ。」


アキラが小声で言った。


「別に一緒に入ってもいいんじゃない?」


『えぇー!』


「何言ってんだよ!」


「水着を着ればいいじゃん、温泉プール気分で。」


『水着あるのか?』


「僕は持ってないよ。」


「じゃあ誰か持ってるのか?」


「あたしが持ってるよ!」


ミルティールは俺たちの話を聞いていたらしく、入ってきた。

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