《MUMEI》

煙が消え、俺たちは自分がどんな格好をしているか分かった。


俺は普通の赤い海パンだった。


シンヤも普通の青い海パンだった。


『普通だな。』


「あぁ。」


「僕だけなんで〜!」


俺とシンヤはアキラを見て笑いそうになってしまった。


アキラの格好は、ピンク色のビキニだった。


「アキラ、可愛いぞ!」


「シンヤは黙ってって!」

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