《MUMEI》

俺は目を覚ました。


隣を見るとテンアの姿はなく、上を見ると翼を生やしたテンアがいた。


俺はベッドから降り、湖に近づき顔を洗った。


空を飛んでいたテンアは、ユージに気づきユージの所に降りた。


『テンアおはよう。』


「あぁ。」


『あぁじゃなくて、おはようだ。』


「お、おはよう。」


『それでいい。いつ起きたんだ?』


「ついさっきだ。」


『そうか。』

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