《MUMEI》
谷間
伊賀の里と甲賀の里との間には谷がある___



紅玉が谷間に居ると、風雅が現れた



<紅玉・・・ 会いたかった>


風雅は紅玉を、後から抱きしめる_____


≪風雅・・・ 私達の定めは残酷ね____≫



<あぁ、そうだな_____>



≪もう行かないといけないわ・・・・・・・≫


<待て!>



風雅は力強く紅玉を抱きしめ唇を合わせた


紅玉が小さく


≪あぁ・・・≫


と声を漏らす


そして風雅は紅玉の白い肌に唇を這わせていった


≪やめて、風雅お願い___≫



<やめられる訳・・・な・い>


風雅が反応する


紅玉も風雅に会いたかった


<紅玉と一つになりたい・・>


≪駄目よ・・ 風雅、わかって≫


風雅は岩にそっと紅玉を押し倒し、紅玉の着物をめくって彼女を抱きしめた



風雅は紅玉を貪る


紅玉は顔を真っ赤にしながら抵抗するが、それがいつしか吐息に変わる


≪あぁ・・っ・・・・駄目・・・ふ・・うっ・・・がっ・・≫


紅玉は風雅に身を預けた


紅玉の中で風雅は気が狂いそうになった


紅玉と一つになっていると言うだけで、風雅は幸せだった・・・・・・・・・・・・・・ 余韻を残したまま二人は別れを告げ、各々の里へと帰った

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