《MUMEI》 無欲純正カラーである青白のカウルを着た NSR の排気音が、後ろからヒタヒタと迫って来る。 オレは何時抜かれるかと気が気でなかった。 ダイネーゼの走り方は、先ほどのラパイド達と似ている。 速さと安定感が高い次元でバランスの取れたライダーだ。 只、このチームは30分毎にライダー交替を行う3回ピットイン作戦をとっているらしい。 ということは、この時点であと1回のピットインを残しており、ゼッケン1のチームに比べて不利な状況だった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |