《MUMEI》
灯城
風雅は次なる標的を捜した_________
あちらの木の上に男が居るのが見えた・・・・・・・・・・・
灯城だった_________
灯城は木から木へ、まるで猿の様に行き来している


≪あいつ・・・・・何て身が軽いんだっ?!≫ ______________
風雅は、呆れて見ていた・・・


≪次は、あいつだ・・・・≫


風雅は、灯城の近くに行った________
灯城は風雅に気付いた・・・

≪誰だ?!お前?!≫

風雅は甲賀の忍と告げた


≪俺と戦え!≫


灯城は簡単に了承した___________
≪さっきから見ていたが、お前 猿みたいだな≫

______________
灯城は笑って風雅を挑発して来る


風雅は灯城が登っている木の周りに円を描いた______________
そして・・・

竜巻を起こした


すると灯城は次々と木から木へ飛び移ってかわした________≪くそっ!≫・・・・・
風雅は宙に大きな円を描いた________
≪負けるものか!≫____________
風雅は亡き樹雷の雷の力を貰った______ 雷を起こし木と言う木を全て雷を落として、真っ二つにした________
逃げ場をなくした猿が居るだけだった・・・・・・・・・・・
先程、描いた円の中に灯城を放り投げ、竜巻を起こした・・・・・・・・・・
竜巻は、勢い良く灯城を呑み込み空の遠い彼方へ消えて行った・・・・・・・・・暫くしてドサッと言う音と共に灯城が落ちて来た・・・・・・・・・・・
≪後、何人だ?≫・・・・・・・・・・・・・ ≪腹減ったな・・・・俺、昨日から何も食ってないし寝てないな・・・少し疲れた・・・戦い続けてる・・≫


風雅は休息を取る事にした_________
≪しかし伊賀の里で休むのは危険だ・・・谷に降りよう・・≫

谷には紅玉の死体がある・・・・・・・・・・
川で体を洗い、火を起こし、魚を取って焼いて食べた・・・・・・・・・・・
木陰でスゥスゥと寝た___________
どれだけ時が経っただろう・・・・・・・・・
風雅は、再び伊賀の里へと向かった____________

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