《MUMEI》 明けぬ夜2悶えるセリスはロックの背中に手を回した。その背は滑らかで、彼女の腕に吸い付く。ロックはたまらなくなって、いっそう激しくする。 「…っ…やあっ…ぁ!ロッ…ク…!」 セリスのか細い喘ぎ声が一段高くなって切れた。 「セリス…愛してるから…」 「私も…」 セリスの瞳からは涙が流れた。 でも悲しい涙ではなかった。 前へ |次へ |
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