《MUMEI》

オレとダイネーゼは、殆ど同時にブレーキングを開始した!

ダイネーゼの力量ならオレとブレーキ競争したとしても、アウトからラインを被せて抜き去ることは容易い筈だ。

しかし、オレがいつもより思い切ってブレーキを我慢したことによって、ダイネーゼはこのポイントで仕掛けるのを諦めた様子だった。

彼が臆病なまでに慎重なタイプのライダーであることも手伝ったと思われる。

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