《MUMEI》 タイト・コーナーオレはかろうじてS字クランク一つ目の飛び込みで先手を取る事ができた。 しかし…! 続く二つ目の右コーナーは、80度くらいの切り返し角を持っているため、一つ目の後でアウトに膨らんだオレのマシンは進入がキツくなる。 『ダアアァーッ!!』 オレは叫びながら力ずくでマシンをコース左に振った! そのアクションは、幸運にもダイネーゼの進路をブロックする格好になり、奴は減速を余儀なくされた。 この時のオレは、金髪小僧さながらの乱暴なライディングで、ゼッケン11のチームのヒンシュクを買ったらしい。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |