《MUMEI》
オレのラスト1周
121周目…

オレはダイネーゼの差しを警戒しながら1コーナー・ヘアピンをタイトに曲がる。

またもや立ち上がりのダッシュを犠牲にする浅いバンク角でだ…


(怖がるな!もっとマシンを寝かせろ!!)

オレは自らを叱咤し、直角コーナーへと挑む!


マシンをコース左に寄せると、後ろに居るダイネーゼの気配がオレの右後方に移動した。


(次で仕掛けて来る!?)

オレはとっさにブレーキを遅らせ、奴の差しを封じるように、勢いをつけて直角コーナーへと切れ込んだ!


するとその時…!!

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫