《MUMEI》

(も…もう一回…!)

オレは背後に居るダイネーゼの存在も忘れて、その感触をもう一度味わおうと、S字クランク二つ目に右膝を突き出して飛び込んだ。


しかし…


スルッ…

今度は空振りした。


(何でやの!?)

オレは続く三つ目と四つ目の切り返しでも膝を突き出したが、再びその快感を味わうことは出来なかった。

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