《MUMEI》
ビハインド
岡ヤンの駆る NSR は青白い煙を吐きながら、ピットロード出口からコースインしていった。


この時点でオレ達のチームは、トップから33秒ものビハインドを抱えていた。

走り終えて冷静に考えると、もはや優勝は絶望的な状況かもしれない。


オレは下唇を噛んだ…。

(全力は出し尽した………でも……"オレなりに"…という前置きは外せない…………)

オレは何かやり残したことがあるような気がしてならなかった…。

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