《MUMEI》
良いもの
「シンヤ、寝てるの?」


ミルティールはニコニコしながら言った。


『あぁ。』


「僕が起こすよ。」


アキラはそう言い、シンヤの耳元で囁いた。


「シンヤ起きて、朝だよ。それとご飯だよ。」


シンヤはピクッとし、起き上がった。


「飯ーー!」


「シンヤ、朝ご飯はちょっと待ってってね。みんなに良いものがあるの。」


ミルティールは更に、ニコニコした。

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